オーク材は落ち着いた色あいで、硬く強いのが特徴です。当時から高級木材だったため、富の象徴としてダイニングやホールなどに貴族が愛用していました。ダイニングテーブルの台脚に長いオーク材の天板をセットしたものを、チューダー様式といいます。このオークの時代は1509年から1603年までの約100年間の事を指します。
その後、1670年から1720年まではウォールナットの時代と言われています。イタリアのルネッサンス様式の家具が、フランスからイギリスへと普及した時代でもあります。そしてフランスからイギリスへとルネッサンス様式は普及していきました。
その後も、1720年〜1770年までがマホガニーの時代、1770年〜1830年までをサテンウッドの時代と言うように、木材によって、そのアンティークがいつの時代に作られたものなのか、知ることが出来ます。
中でもマホガニーで作られた家具は、ワシントン条約の規制によって現在では自由に製造する事が難しくなっているのが現状です。そのため、マホガニーで作られた家具は、本物のアンティークであると言えます。